インド旅行①眼福!ムンバイ空港のお土産屋さんのインド菓子

インドに関すること

いつかまとめようと思いつつまとめていなかった一昨年のインド旅行の話を、今さらながらまとめようと思います。

旅行記というよりは、インドのお菓子の話を中心に書いていく予定です。

 


さて。

2年前の冬、私が一人で飛行機に乗り込み、向かった先はインドの首都・デリー…だったはずなのですが…

 

飛行機が着いたのはなぜか早朝の「ムンバイ空港」!

英語ができない私は飛行機内のアナウンスも聞き取れず眠りこけていたんですが、飛行機到着で目が覚め、周りの人たちのざわざわ感でやっと何かが起きているということに気づいたのでした。近くの人に拙い英語で話しかけ、なんとか事態を教えてもらって遅ればせながらショックを受ける私。デリー空港が濃霧のため着陸不可となり、急遽ムンバイ空港に着陸することになった、とのこと。

…えっ?!ムンバイ???!!!うそでしょ!!!?!?!?????!!!!!

実は今回、インド人のお友達家族にわざわざ深夜のデリー空港まで迎えに来ていただくことになっていたんです…!!;;

血の気が引いて一人パニックに…。時計を見ればデリー到着予定時刻よりすでに数時間も経ってるじゃないか…!!!!人を長時間お待たせしたまま、何も知らずに寝ていたなんて!!!!!

あらためてデリーに送ってもらえるのか、それとも乗客各自が自力でデリーに向かわなければならないのか、ということも教えてもらえないまま、とりあえず「ムンバイ空港でちょっと待っててね」ということで、我々は一旦おろされることになりました。

しかしまあほんっとバカな話なんですが、スマホすら持っていなかった(いまだ質実剛健なるガラケ民だった)当時の私…。空港に着くなり大慌てで航空会社スタッフに助けを求め、デリーのお友達家族に電話をしてもらうことに。スタッフからお世話になるご家族に状況を説明してもらい(状況自体がよくわかっていないうえに英語がろくにしゃべれないので詳しい説明を自分ではできない)、デリーに着いたらまた改めて連絡させてもらうことにしたのでした。

本当に申し訳ないです。今はスマホを持ってるけど、何かしら連絡手段になるものを借りて旅行に行くべきでした…。

 

ということで、とりあえずムンバイ空港で待機することになりまして。

インド旅行の話、いきなりムンバイ空港の話から始まってしまいます。

 

 

 

早朝の空港は私たち不時着メンバーしか客のいない状態でしたが、だだっ広いフロアのすみずみまで照明があかあかと灯っていてとても明るく、ちょっと不思議な感じ。

 

航空会社からお詫びの食事券を渡されていたので、まずはフードコートへ。

不時着民でいっぱいになるフードコート。

 

私はバーガーキングのチキンバーガー(チキンパテのバーガー)を選びました。

当然ながらインドのハンバーガーショップにはビーフを使ったバーガーはないんですね…

うーーん、味はなんともぽそぽそとして淡白で、私にはちょっと物足りない感じでした。ムンバイ空港のバーキンにはチキンのほかにベジバーガーがありました。さすがベジタリアンの国。マトンバーガーもあったかな。

 

 

冬の早朝6時くらいで、まだ外は暗い。待合室には同じ飛行機だった人たちがいっぱい。

ちなみにターバンを巻いているのがシーク教徒の人達ですが、飛行機内にはシーク教徒がすごく多い印象でした。インドでは圧倒的にヒンズー教徒が多く(国民の8割くらい)、シーク教徒はわずか2%くらいのはずなので、そこから考えたら飛行機に乗っているシーク教徒の割合は異常なくらい高かったのでは。

後ほどインド人の友達に聞いたところ、シーク教徒はカナダなどの海外で働いている人が多いため、きっと国際線の乗客のシーク教徒率も高いんだろうとのことでした。

日本で(世界でも?)インド人といえばターバンを巻いている、というイメージがついているのは、シーク教徒が世界を股に掛けて活躍しているからこそなのかもしれませんね。

 

 

いつデリーに向かう飛行機が再設定されるのかもわからず、とりあえずほぼ無人のお土産屋さんを見て回ることに。

ムンバイ空港はとても広く明るくゴージャスです。

 

 

あった~~~~

インドのお菓子コーナーです!!

これは日本でもわりとおなじみの、グラブジャムンとラスグッラみたいですね。

 

 

すごくおしゃれでゴージャスで美しい、インドの菓子折り。

こちらはナッツで飾り付けられたラドゥみたいです。箱のデザインも中身のお菓子も、何もかもお姫様感がすごい。

 

 

焼き菓子の詰め合わせでしょうか?シックな赤を中心としたパッケージがなんともインドらしくてステキです。

 

カジュカトリ(カジュバルフィ)ですが、銀箔がめちゃくちゃキレイに一面に貼られています。パッケージも美しすぎる…!!

 

赤と緑の美しいカラチハルワ。箱もジュエリーなら中身もジュエリー。

 

ミタイいろいろ詰め合わせ。まさにお菓子の宝石箱や~~~~~~~~~!!!

 

何かのラドゥ。可愛らしくも整然として美しい。

 

風格ある箱に入った、ドライフルーツバルフィ。砂糖を使わずデーツの甘みだけで作られています。

 

こちらはピスタチオのドライフルーツバルフィでしょうか。グリーンの箱もまたとても美しいです。

 

 

お土産屋さんを見て回っているうちに日が昇ってきました。これがムンバイ空港か~~~

来る予定のなかったムンバイの景色を、期せずして見ることができたのは正直とても嬉しかったです。朝日にちょっと感激してしまいました。

 

 

さて、まだ他にもお菓子コーナーがあったので行ってみよう。

 

さっきのお店のクラシカルでゴージャスな感じと比べると、こちらはちょっとモダンでスタイリッシュな感じですね。

おお、インドのお菓子がいっぱい!!

 

これはなんかちょっと和菓子っぽいですね…!季節の上生菓子みたいな。

とても可愛らしいです。

 

 

こちらはケサリ(サフラン)ペダと、チラワ(地名)ペダ。

 

ミルクのペダとカジュカトリ。

 

マンゴーチョコとムングダールバルフィ。

 

バラの花びらを飾った美しいグラブカトリと、ちょっと珍しいライチのチョコ。

 

これは何でしょう…?サフランで色づけたバダムバルフィかな。分からないけどきれいです。

 

マイソールパク(ギーたっぷりのベサンバルフィ)です。

 

まだまだ美しいお菓子がいっぱい…

 

 

左はアーモンドのクッキーでしょうか。

右の「アフガンラドゥ」とは何でしょう? よくインドレストランに「カブリナン」という、アーモンドとレーズンなどを入れた甘いナンのメニューがありますが、それはアフガニスタンの首都カブールから名づけられたものなんだそうです。「アフガニスタンはインド人にとってアーモンドやレーズンの産地というイメージがあるからだ」とインド人シェフから聞きました。このアフガンラドゥというお菓子も箱の絵を見るとアーモンドを使っているみたいですが、インドで「アフガン」と名がつくお菓子と言えばやはりアーモンドを使ったものだったりするんでしょうか…?

 

 

これはデーツではなく、イチジク(Anjeer)を使ったドライフルーツバルフィですね。

 

 

日本のインドレストランでもわりとおなじみの、ジャレビ(小麦粉やベサン粉の生地を揚げてシロップに浸けた、かりんとうのようなもの)です。でもこれ「パニールジャレビ」と書いてありますね…!パニール(インドのカッテージチーズ)を使ったジャレビなんでしょうか?どんな味なのか気になります。どちらにしてもすごく甘いんだろうけど。

 

 

ごまチッキとピーナツチッキ。チッキとは「おこし」のような、飴でナッツ類を固めて四角く切った感じのもの。日本にも昔からこういうお菓子ありますよね。

 

いろいろチッキ。

 

ごまチッキとピーナツラドゥ。

 

 

ごまラドゥと、カシューナッツ&バラの花びらのチッキ。バラの花びらをお菓子の材料に使うというところがとてもインドらしくて、優雅でおしゃれでほんと憎いです。

 

 

…ムンバイ空港のお菓子の写真はとりあえず以上かな。

 

ほんっとどのお菓子も可愛くてミステリアスでわくわくして、見ているだけですごく楽しかったです。

が、旅はまだこれから…。まだ旅先に着いてもいないので、お土産を買うのは早い。そのうえどれも大容量で重くてかさばり、なおかつムンバイ空港価格でめちゃくちゃ高い…。(一箱1000円~2000円程度なので日本のお土産まんじゅうと同じくらいではあるけど、インドの物価から考えるとつい高く感じてしまう)

ということで泣く泣く何も買わずにお土産フロアを後にしたのでした…。

 

 

明るくなったけどまだまだ早朝。デリー行きの飛行機は飛ばしてもらえるのか。飛ぶとしたらいつになるのか…と考えつつ、待合室で仮眠することに。

英語もあまり分からないし、アナウンスがあったところで気づけるか不安だなあ。

私は無事にデリーに着けるのでしょうか。

 

 

まだムンバイ空港での話しかしていませんが、長くなったのでつづく。

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