インドのお祭りといえばディワリやホーリーなどが有名ですが、先日インドの人に
「そろそろディワリが来ますね」と話していたところ、
「その前にドゥシェラ(Dussehra)があります」と言われました。
聞くと、ドゥシェラとはインド神話「ラーマーヤナ」で、魔王ラーヴァンに妻であるシータ妃をさらわれたラーマ王子が魔王の住むスリランカまで行き、魔王ラーヴァンを倒してシータ妃を取り戻した日、善が悪に打ち勝った日、とのことでした。
そしてその20日後に光の祭典・ディワリがあるのですが、ディワリとはラーマ王子が自分の国に帰還した日なのだそうです。
ドゥシェラやディワリの日にちは西暦上では毎年変動するのですが、この二つのお祭りはセットになっていて、ディワリは毎年必ずドゥシェラから20日後に行われるとのこと。
なぜなら、ラーマ王子一行がスリランカからインドの故郷に帰るまでの日数が20日だったからだそう。
今年のドゥシェラは9/30とのこと。
ヒンドゥー教徒ではありませんが、善が悪に勝った日というのがなんだか縁起いいですね。