現在、コロナウイルスで中国が大変なことになっているという時ではありますが…
去年の一月に北京に行ってきて、念願の老舗中華菓子店「奶酪魏(ナイラオウェイ)」に行った時の話をしたいと思います。
奶酪魏 牛街店 の食べログはこちら
奶酪魏は「牛街」という地域にあります。
牛街というのはイスラム系の中国人が多く住んでいたところで、牛肉を売っていたから名づけられたのだとか。
↓これは牛街にあるイスラム式のお寺です。
ちなみに1月の北京ははんぱなく寒かったです。
私が行った時は最低気温マイナス16度、最高気温マイナス6度だったかな。
降水量が少ないのか雪は見られなかったのですが、何もかもが凍り付いていました。
私は最初マスクをしていたのですが、外を歩いているうちにマスクの中が凍る感じでとても不快だったので外してしまいました。
地下鉄を降り、ちょっと迷いつつなんとか牛街近くに着いたはいいが、肝心の奶酪魏が見つからず…
道行く地元人っぽい人たちに筆談でお店の場所を聞きまくるわたくし。
じつは3年間中国語教室に通っていたというのに、まったく中国語がしゃべれない(というか聞き取れない)のです…
何人かに聞いてもなかなか場所がわからない。
一人旅なのでちょっと不安になる…
しかしやはり筆談は最強です。
牛街通りからちょっと住宅街に入り込んだ場所にある奶酪魏に、無事たどり着くことができました!
迷ったぶん、見つけたときの喜びといったら…
あーーーーめっちゃ嬉しい!!!!
店内には日本ではなかなかお目にかかれない、珍しいスイーツがいっぱい!!
最高、最高…
あ~~~ステキ、ステキ…
ちなみにレンコンが乗っているものも、おかずとかではなくスイーツです。
で、私が注文したのはこちら↓
写真手前のミルクプリンのようなものがお店を代表するメニューで、「宮廷奶酪」というミルクデザートです。
奶酪というと中国語でチーズという意味になってしまうみたいなんですが、これはとっても柔らかく、チーズというよりはミルクプリンとかヨーグルトみたいな感じでした。
ミルクにお酒のようなものを入れて固まらせるんだとか。
なにその作り方…ときめく…
めっちゃ柔らかくて、そして甘さ控えめですごく優しいお味。
でもミルクの味は濃厚だし、さらに香り付けにキンモクセイのシロップが入っていて、高級感あります。
皇帝の気分を味わえました。
そしてこちら…
「奶油炸糕」という揚げ菓子です。
揚げパンとかドーナツみたいなものに、砂糖が添えられているのですが…
こちらもすごく上品でやさしいお味。
揚げたてふわふわモチモチで、シュークリームの皮を揚げたような感じでした。
そしてこちらは…
「鴛鴦奶巻」という、サンザシ餡と胡麻餡をクリームチーズのような柔らかいチーズで巻いたもの。
名前の意味は「おしどりミルク巻き」。サンザシと胡麻がおしどりのペアみたいに仲良くセットになってるから付けられた名前みたいです。
だけどうーん…私にはちょっとサンザシ餡が合わなかったかも。
以前初めて北京に行ったときに「三元梅園」というお店で奶巻を食べたんですが、それは小豆餡がチーズに巻かれていたんです。
それがすっごくおいしくて。
個人的にはそっちのほうが好きだったな。
さて、このお店はスイーツ以外に、奶茶(ミルクティー)の種類も豊富でした。
ただ、甘い物をたくさん食べたのでほんとは苦いお茶がほしかったのですが…
メニューから甘くないお茶を探すことができず…
店員さんにも聞いてみたけど、うまく聞くことができず…
中国語の勉強をしていたはずなのに…
けっきょく甘いミルクティーを注文してしまいました…
なんだっただろう、これは胡麻ミルクだったかな?
めっちゃ寒かったので温かいものを飲めたのは嬉しかったです。
もちろんおいしかったです。
けど、甘かった…
失敗した…
これら全部で、日本円で2000円弱くらいかかったかな。
中国はどんどん経済成長しているし、物価もどんどん上がっていますね。
日本がどんどん貧しくなってるとも言えるけど…;;
甘い物でお腹いっぱいになって、牛街を歩き回ってみました。
本当にすごく寒いんだけど、人がいっぱいでにぎわっていました。
ミニ肉まんみたいなのを作っているお店。
私も並んで買ってみました。
ちっちゃくて可愛い。
味は…普通でしたw
ただこれ、豚肉ではなく牛肉の肉まんだったんですよ。中華まんとしては珍しいですよね。
さすが牛街だと思いました。
というわけで、短いですが北京のステキな伝統菓子のお店のご紹介でした。
本当に最高だったしときめきまくったな~~
またぜひ行きたいです。
なにはともあれ…
コロナウイルスが早く終息しますように。
感染した方々が早く回復されますように。